四柱推命の十干 (じっかん) は、命式を見る上での基礎の部分です。
なぜなら十干は、「その人のおおもと」や「その人のベース」などとも言われおり、「本質や在り方のヒント」が分かります。
この本質を確認するのが、四柱推命の鑑定で一番初めにすることです。
なぜ本質が一番なのか?と言うと、本質は生きていく上で一番ベースとなる部分で、様々な面に影響があるからです。
この本質を知ることは、自分らしく生きていく手助けをしてくれます。
- 自分らしい在り方が分かる
- 自分の生きかたのペースが分かる
私は人生で何をするにしても、自分らしさを見失わないことは大切だと思います。
ここで紹介する十干の本質を知ることで、本当の自分らしさとはなんだろうか?と、自分に問いかけるきっかけとなればと思います。
- 十干:壬(みずのえ)・癸(みずのと)の本質
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十干は、赤い枠で囲っている場所です。
十干って何?という方は、下の記事をご覧になってみてください。
では、壬と癸の本質を紹介していきます。
壬(みずのえ)の本質
壬(みずのえ)の本質は、海・大河に抱くイメージです。
どんなイメージやキーワードがあるのか見てみましょう。
- 広大・深い・港
- 寄せては返す波・凪ぎと嵐
- 世界と繋がっている・命の源
十干が壬の人の本質は、上にあげたイメージとキーワードがおおもととなっています。
海は命の源であり、神秘的な未知の世界でもあります。
壬の人はその海のような素質を持ち、未知なる可能性を生み出す力のある人です。
そんな壬の人に必要なことは・・・
- 自分にある無限の可能性を信じること
海は世界と繋がっていたり、深い深海にはまだ見ぬ生物がいる可能性もありますよね。
でも、自分のいる場所から海を見ただけでは、繋がっている世界の国も見えませんし、深海の生物だっているのかどうかも分かりません。
壬の人は、目の前に見えるものだけに囚われず、見えなくてもある可能性や未知なる存在を信じることが大切です。
なぜなら「広い広い大海原の先には、いったい何があるのだろう?」というような好奇心を持つことで可能性が広がっていくタイプだからです。
やりたいことや興味を見つけたらな、海のように開けた意識で、多くの可能性や情報を集めてみると良いでしょう。
このような壬の人が気を付けると良いことは・・・
- 常識に囚われないこと
常識に囚われていると、可能性を見つけられず好奇心も失われてしまします。
壬の人は、本来自由にのびのびとした感性を持っているので、そこを大事にしていきましょう。
壬の人の欠点や弱点は・・・
- 怒りだすとかなり怖い
壬の人は、怒ると人並み以上に恐ろしいところがあります。同様に戊の人も怒るとかなり恐ろしいですが・・・(笑)
おそらく、壬と戊の人が十干の中で起こるとかなり恐ろしいトップ2でしょう。
また、海はいつも自由に波立ち、海流も誰にも止めることはできません。
それと同じように、壬の人は誰かに制御されたり束縛されることが苦手です。
ゆったりとしたマイペース。
これが保てないとストレスとなるので気をつけましょう。
癸(みずのと)の本質
癸の本質は、雨・雪・霧に抱くイメージです。
どんなイメージやキーワードがあるのか見てみましょう。
- 心落ち着く雨音・癒し・湿度
- キラキラした雫・恵みの雨
- 海や大河となる雨・豪雨
十干が癸の人の本質は、上にあげたイメージとキーワードがおおもととなっています。
朝目覚めて雨音を聞いた時、なんだかホッとする感覚を味わったことはありませんか?
雨の音には癒しの力があり「今日は休んでいいよ。無理しなくていいよ」とそっと伝えてくれる時があります。
癸の人は、その雨のように人を癒す優しい素質を持っています。
しかし、このような癸の人にも、やはり欠点や弱点があります。
- 悲観的
- こだわりすぎる
雨の日は、物思いにふけったり少しアンニュイな気分になりやすいですよね。
雨の気質を持っている癸の人は、人より少し悲観的になりやすい面があります。
また、小さなことにこだわりすぎる面もありますが、それだけきめ細やかな人であるとも言えます。
癸の人に必要なことは・・・
- 一点集中で取り組むこと
雨は一粒だとすぐに乾きますが、雨粒が集まると川や海になります。
これと同じように、癸の人が何かする時は、あれこれと意識を分散させないで一つに集中することが大切です。
また、気を付けると良いことは・・・
- 執着し過ぎないこと
集中することが大切な癸ですが、集中が執着にすり替わってしまうことがあります。
執着で視野が狭くなり、そこだけに気を取られる状態は、まるで一か所に降り続ける集中豪雨のようなものです。
豪雨で川が氾濫する前に、一旦気持ちを切り替えるなど、気分転換を上手に取り入れていきましょう。
以上、壬と癸の本質について紹介いたしました。十干から「自分の魅力や在り方のヒント」が見つかったなら嬉しいです。
四柱推命を基礎から知り、命式を自分で出すなら下の本がおススメです!
お読み頂き、ありがとうございました。次回記事にてお会いしましょう。