四柱推命の十干 (じっかん) は、命式を見る上での基礎の基礎です。
十干は「その人のおおもと」や「その人のベース」などとも言われています。
この記事を読むと分かること
四柱推命の十干(じっかん)である、丙(ひのえ)・丁(ひのと)が表す本質について紹介しています。
命式の十干からは「自分の本質や在り方のヒント」が得られます。
なぜ本質を知ると良いのか?と言うと、本質は生きていくベースとなる部分だからです。
このベースを知ることは・・・
- 自分が自分らしくあること。
- 自分のペースに合った生き方をしていくこと。
この手助けをしてくれます。
私は人生で何をするにしても、この2点があってこそだと思っています。
ここで紹介する十干の本質を知ることで、本当の自分らしさとはなんだろうか?と、自分に問いかけるきっかけとなればと思います。
十干って何?という方は、下の記事をご覧になってみてください。
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四柱推命の十干で知る | 人とは違う自分らしい在り方のヒントはコレ!
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十干は、下の命式の赤い枠で囲っているところです。

では、丙と丁の本質を紹介していきます。
丙(ひのえ)の本質
太陽に抱くイメージが丙の本質です。

どんなイメージやキーワードがあるのか見てみましょう。
丙のイメージとキーワード
- 明るい・眩しい・輝き
- 熱い・元気・全てを照らす
- 日は必ず昇る
十干が丙の人の本質は、上にあげたイメージとキーワードがおおもととなっています。
太陽は、そこにある全てのものを照らす寛大な存在です。「誰かは照らすけど誰かは照らさない」なんてことはしませんよね。
そんな太陽のような丙の人は、誰にでも平等に接したり、周囲の人を明るく照らすことが自然とできる人なんです。
また、春の太陽は植物の芽吹きのきっかけとなり、夏の太陽は更なる成長を促しますよね。
秋の太陽は実りを成熟させて、冬の太陽は命を繋ぐ温もりを与えてくれます。
このように、太陽の光は植物にとって欠かせない存在ですね。
そして、丙の人の存在も、周囲の人に太陽のような影響を与えているんですよ。
しかし、どんなに素晴らしい面のある人でも、同時に欠点も持っているものです。
それと同じように丙の人の性質にも、欠点のような部分もあります。
丙の人の欠点や弱点
- 熱血過ぎる面があるところ
明るく元気に楽しく行こう!!!と、みんなを引っ張っていける丙の人ですが、少~し熱すぎる面が出ることもあるんです。
その熱血さを必要とする人も大勢いるけれど、「今はそっとしておいて欲しい」という状態の人だっているはずです。
もし、そんな人と出会ったら、ほんの少し温もりが伝わるぐらいの距離感で見守ってあげましょう。
このような丙の人に必要なことは・・・
丙の人に必要なこと
- ときにはゆっくり休むこと
人を照らすのが当たり前になっている丙の人は、「みんなの為に頑張ろう!」と、無理する面があるんです。
だけど、疲れた時はしっかり休むことも必要です。
太陽も夜には沈み、雨の日は雲に隠れているように、誰だって休むことも大切です。
しっかり休養を取るからこそ、太陽のように輝き、周囲の人を照らせる訳ですから。
そして、自分を照らすことも忘れないようにしてくださいね。
丁(ひのと)の本質
月や灯に抱くイメージが丁の本質です。

どんなイメージやキーワードがあるのか見てみましょう。
丁のイメージとキーワード
- 心優しい光・ロマン・包み込む力
- 穏やかさ・静けさ・目印
- 満ち欠けがあり形が変化する
十干が丁の人の本質は、上にあげたイメージとキーワードがおおもととなっています。
月や灯は、暗い中、目的地を求めて歩む人に必要な光ですよね。
月は太陽のように、明るく輝いたりはしませんが、そっと優しい光を灯しています。
丁の人は、その月のように、優しく見守りながら誰かを照らせる人なんです。
人は誰だって、心や身体が弱る事がありますよね。
そんな時は、太陽の輝きが眩し過ぎると感じたり、避けたいと思う事もあるものです。
光を遠ざけている人にとり、丁の人の優しさや穏やかさを感じることは癒しになります。
こんな丁の人に必要なのは・・・
丁の人に必要なこと
- 自分を照らしてくれる太陽
疲れてしまった誰かをそっと包み込み、癒す力のある丁の人だからこそ、自分を照らしてくれる太陽が必要なんです。
月が太陽の光を受けているから、夜に明かりを灯せるのと同じことですね。
丁の人にとって自分を照らす太陽とは、「側にいると元気になれる人」であったり「元気になれること・元気になれる場所」などでしょうか・・・。
丁の人は、自分にとっての太陽を見つけておきましょうね。
このように、優しい素質の丁の人ですが、やはり誰にでも欠点や弱点のような部分はあるんです。
丁の人の欠点や弱点
- 二面性があるように見られやすい
- 自分の気持ちを見失いやすい
月は形が変化するように、丁の人は環境や人によって自分を変化させて合わせることが得意です。
でもそれが、人の見方によっては二面性に見えてしまうこともあるんです。
また、人の気持ちを考え過ぎ、自分を抑えて合わせることを続けると、自分を見失いやすくなったりします。
そうならないように、ゆっくり自分を見つめる時間を取り、内側に秘めた自分の本音を照らすのを忘れないようにしてみましょう。
以上、丙と丁の本質についての紹介でした。

十干から「自分の魅力や在り方のヒント」が見つかったなら嬉しいです。
お読み頂き、ありがとうございました。
では、次回記事にてお会いしましょう。