四柱推命の命式を、無料サイトで調べたんですが、三柱しか出てきません。
時柱も含めた四柱の命式を自分で出せますか?


もちろんできます。
時柱が表示されるサイトで調べるか、自分で時柱をだす方法もあります。
無料サイトの命式は、時柱を含まない三柱の場合が多です。
でも、大丈夫。
時柱を出してくれるサイトもありますし、時柱は自分で出すこともできます。
この記事では、命式の時柱の出し方を紹介していきます。
この記事を読むと分かること
- 時柱を出すときの注意点
- 時柱を出してくれるサイト
- 時柱を自分で出す方法

時柱の出し方に入る前に、命式の基礎知識を紹介しておきます。
四柱推命の命式の構造は、下の図のようになっています。

図には、ピンクの縦枠が4つありますが、この枠は「時柱・日柱・月柱・年柱」の柱(はしら)です。
のこのように、4つの柱を出して推命することから、四柱推命と呼ばれてます。
しかし最近は、時柱を含まない三柱のみで鑑定する場合も多いです。
でも本来は、四柱で鑑定するものなんですよね。
四柱推命の時柱の出し方
四柱推命の時柱の出し方は、下の2通りがあります。
- 無料サイトで時柱を出す
- 萬年歴を使って時柱を出す

どちらの方法でも、時柱を出すには「生まれ時間」が必要です。
しかし、単純に母子手帳の出生時刻ではダメな場合があります。

まず最初に、「正しい生まれ時間の出し方」を紹介していきます。
正しい生まれ時間の出し方

正しい生まれ時間の出し方は、以下の2点を確認して調整します。
ここをチェック!
- サマータイム期間に生まれてないか確認する
- 出生地が明石市以外かどうか確認する
もし、サマータイム期間に生まれていたり、出生地が明石市以外なら、生まれ時間の調整が必要です。
では、なぜサマータイム期間だと調整が必要か説明してきます。
サマータイム期間とは?

サマータイム期間とは、昭和20年代に実施された「時間が調整された期間」です。
なんと!このサマータイム期間には、時間を1時間進めていたんです。
例えば、本当の時間は午前10時なのに、午前11時であると扱っていたようです。
そのせいで、この期間に生まれた人は出生時間が午前11時と記録されていても、本当は「午前10時の生まれ」なのです。
このため、生まれ時間から1時間マイナスする必要があるのです。
サマータイムが実施された期間
サマータイムが実施された期間は、以下のとおりです。
- 昭和23年5月2日午前1時~9月12日午前1時
- 昭和24年4月3日午前1時~9月11日午前1時
- 昭和25年5月7日午前1時~9月10日午前1時
- 昭和26年5月6日午前1時~9月9日午前1時
上記期間に生まれた人は、生まれ時間から1時間マイナスすることを忘れなでください。
時間をいじるなんて、「めんどくさいことしてくれたもんだな・・・」と思ってしまいます(笑)
ちなみにウィキペディアにも、サマータイム適用期間についてこのように掲載されていました。
ウィキペディア(Wikipedia)
夏時間適用期間
1947年(昭和22年)まで - 存在せず
1948年(昭和23年) - 五月の第一土曜日の翌日(日曜)から九月の第二土曜日まで (附則第二項)
1949年(昭和24年) - 四月の第一土曜日の翌日(日曜)から九月の第二土曜日まで (本則)
1950年(昭和25年) - 五月の第一土曜日の翌日(日曜)から九月の第二土曜日まで (改正法)
1951年(昭和26年) - 五月の第一土曜日の翌日(日曜)から九月の第二土曜日まで (改正法)
1952年(昭和27年)以降 - 廃止
続いては、時差の調整についてです。
明石市との時差の調整とは?

明石市との時差の調整とは、日本は全国統一の標準時を使用しているので、本当の生まれ時間に調整するということです。
つまり、明石市以外で生まれた方は、明石市と出生地との時差の調整をするわけです。
時差の計算方法は、出生地の経度を調べ、明石市の東経135度との差を出します。
1度は4分なので、仮に10度差があれば、それに4を掛けて計算します。

正直言ってめんどくさいです・・・。
でも、ご安心を♪
下の表を使えば、おおむね正しい時差を出すことが出来ます。

上の表から、自分が生まれた地域に一番近い欄を探し、生まれた時間の調整をしてください。
ちなみに私は、21時44分に生まれています。
出生地は今治市なので、44分から8分引き、21時36分生まれとなります。
これで正しい生まれ時間が分かったので、時柱を調べることが出きます。
無料サイトで時柱を出す方法

無料サイトを使った時柱の出し方はとても簡単です。
しかし無料サイトの中には、時柱を出さず三柱のみのサイトもあります。
ここでは私がおすすめする、時柱も出してくれるサイトをご紹介しています。
下のボタンのリンク先で、「生年月日と正しい生まれ時間を入力」すると命式が出せますよ。
*リンク先は、風水デザインにこだわった開運パワーストーンアクセサリー専門店 Magic Wandsさんのサイトです。
生まれ時間入力のポイント!
分は切り捨てて入力する。
例えば、9時~9時59分生まれの人は9時と入力。
10時~10時59分の人は10時と入力。
せっかく時差まで計算したのに、「どうして分を切り捨てるの?」と疑問に思うかもしれませんね。
分を切り捨てるのに時間の調整をした理由は、9時59分生まれなのか、それとも10時~10時59分生まれなのか?をはっきりさせるためです。
なぜなら、この1分の違いで、時柱の命式が変わってしまうからです。

生まれ時間が分かれば簡単ですね。
もう萬年歴で時柱を出さなくてもいっかなぁ~♪なんて思ってしまいます(笑)
続いては、萬年歴で時柱を出す方法を紹介します。
萬年歴で時柱を出す方法

萬年歴で時柱を出す方法は、日干と生まれ時間を組み合わせて出します。
日干とは、日柱の干支の天干のことです。
また、日干は十干(じっかん)とも言われることもあります。
日干は、下のサンプル命式の「赤の枠で囲っているところ」です。

この日干と、生まれ時間の組み合わせで時柱を出すことが出来ます。
では、時柱を出す手順を紹介していきます。
1.日干を確認する
まず最初に、日柱の干支から日干を確認します。
上のサンプル命式では、赤の枠で囲っている「庚」でしたね。
2.時干支表で時柱の干支を確認する
次に「時干支表」という表を使用します。
萬年歴の12ページ目あたりに掲載されています。
ここでは分かりやすいように、下の図の時干支表を使います。

日干が「庚」なので、上の時干支表の「乙・庚」の欄を見ます。
場所は、ピンク枠の縦ラインです。
次に、出生時間の列を見ます。表のオレンジ色の部分です。
生まれ時間が10時の場合、「9時~10時59分」の行を確認します。
場所は、ピンク枠の横ラインです。
そうすると上の図のように、ピンクの枠がクロスして重なったところができますね。そこが時柱の干支となります。
「辛巳」となっています。
これで、萬年歴で時柱の干支を出すことができました。

お疲れさまでした!
補足
萬年歴を使って時柱を出したい人は、おそらく命式全部を自分で出したい方だと思います。下の記事には、時柱を含めた「命式の干支を出す方法」を詳しく解説していますので、そちらもご覧になってみてください。
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四柱推命 | 命式を出す基礎の基礎!干支の出し方を詳しく解説
この記事のまとめ
- 時柱を自分で出す方法
- 時柱を出すときの注意点
- 生まれ時間の正しい出し方
- 時柱を出してくれるサイト
以上。4点をお伝えしました。
お読み頂き、ありがとうございました。
次回記事にてお会いしましょう。