四柱推命の十干 (じっかん) は、命式を見る上での基礎の基礎です。
十干は「その人のおおもと」や「その人のベース」などとも言われています。
この記事を読むと分かること
四柱推命の十干(じっかん)である、甲(きのえ)・乙(きのと)が表す本質について紹介しています。
命式の十干からは「自分の本質や在り方のヒント」が得られます。
なぜ本質を知ると良いのか?と言うと、本質は生きていくベースとなる部分だからです。
このベースを知ることは・・・
- 自分が自分らしくあること。
- 自分のペースに合った生き方をしていくこと。
この手助けをしてくれます。
私は人生で何をするにしても、この2点があってこそだと思っています。
ここで紹介する十干の本質を知ることで、本当の自分らしさとはなんだろうか?と、自分に問いかけるきっかけとなればと思います。
十干って何?という方は、下の記事をご覧になってみてください。
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四柱推命の十干で知る | 人とは違う自分らしい在り方のヒントはコレ!
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十干は、下の命式の赤い枠で囲っているところです。

では、甲と乙の本質を紹介していきます。
甲(きのえ)の本質
甲の本質は、大木・ご神木に抱くイメージです。

どんなイメージやキーワードがあるのか見てみましょう。
甲のイメージとキーワード
- 力強さ・真っすぐ上へ伸びる
- どっしりとした安定感や存在感
- 誠実さ・正義感が強い・頼りがい
十干が甲の人の本質は、上にあげたイメージとキーワードがおおもととなっています。
甲の人は曲がったことが嫌いで実直なので、人から信頼されたり頼りにされることも多いです。
しかし、どんなに素晴らしい面のある人でも、同時に欠点も持っているものですよね。
それと同じように甲の人の性質にも、欠点のような部分もあるんです。
甲の人の欠点や弱点
- 「こうだ!」と思うと譲らない頑固さ
信念の強さは大切ですが、かたくなに頑固になり過ぎると、人との戦いになることもありますよね。
自分だけの価値観を通そうと誰かと戦い続ければ、大きな台風の後にボキっと折れてしまった木のようになりかねません。
時には無理して戦わないで、ゆるっと受け流したりかわしてもいいんですよ。
このような甲の人に必要なことは・・・
甲の人に必要なこと
- 人と適切な距離を保つこと
- 自分が根を張る場所を決めること
大木やご神木が大きく成長するには、広い土地が必要ですよね。
だって、木と木がひしめき合っていては、木は大きく成長できませんから。
それと同じように、甲の人に必要なのは余裕のあるスペースなんです。
でも、人となれ合い過ぎると、そのスペースが狭くなり誰かと衝突するかも知れません。
そうならない為にも「自分は自分の道を行く」と腹を決めることが大切です。
また、根を張る場所も決めなければなりません。
そして自分の目標へ真っすぐ向かっていくことです。
そうすれば、その場所にどっしりと根を張ることが出来ますよね。
たとえ成長はゆっくりだとしても、自分の取り組みたいことにしっかり腰を据えていけば、いつかご神木のような頼られる存在になっているかも知れませんよ。
乙(きのと)の本質
乙の本質は、花・草花に抱くイメージです。

どんなイメージやキーワードがあるのか見てみましょう。
乙のイメージとキーワード
- 華やか・可愛い・綺麗
- 色とりどり・華やかな場にいつもある
- 生命力・群生・広がる力
十干が乙の人の本質は、上にあげたイメージとキーワードがおおもととなっています。
お花が飾ってあると、たとえ無機質な空間や代わり映えのない見慣れた部屋であったとしても、その場に生命力が生まれたり、雰囲気が良くなったりしますよね。
乙の人には、そんな見えない力があるんですよ。
でも、どんなに素晴らしい花であっても、花に似合った場所に飾ることも大切です。
大きな会場に小さな一輪挿しだったり、こじんまりした茶の間に大きなフラワーアレンジメントでは、どちらも場違いですものね。
それと同じように乙の人は、自分がいる場所が合っているのかどうか意識することが大切です。
乙の人に必要なこと
- 自分にとって快適な環境
- 心ゆるせる仲間や人
お花は良い土壌だと美しく咲き、土壌が悪いと美しく咲きませんよね。
乙の人も、自分に合った環境に身をおくことが大切です。
また、お花は一輪だけでは少し寂しいですが、花束やお花畑は美しさが増して、人を引き付ける力も増しますよね。
それと同じように乙の人は、志が似ている仲間が側にいた方が力が増します♪
もちろん、一輪挿しには一輪挿しの良さはありますけどね。(笑)
乙の人は優しそうでやわらかい雰囲気がありますが、やはり人ですから欠点や弱点もあるんです。
乙の人の欠点や弱点
- 人の意見に合わせ過ぎる
乙の人は集団意識が高いため、自分の気持ちを伝えずに周囲に合わせ過ぎる面があります。
でも、他人に合わせてばかりだと、せっかくのあなたという花も、誰の気にも止まらない道端の草のようになってしまいます。
なので、そうならないように「私は私」「あなたはあなた」を意識しておくと良いですよ。
なぜなら、どんなに心許せる仲間でも、感覚が全て同じとは限りません。共感できない部分があるのは当たり前ですものね。
だからこそ、大切なのは自分も相手も尊重すること。
その感覚や関係が成り立つ相手や仲間が、乙の人に必要な心地よい環境とも言えますね。
以上、甲と乙の本質についての紹介でした。

十干から「自分の魅力や在り方のヒント」が見つかったなら嬉しいです。
お読み頂き、ありがとうございました。
では、次回記事にてお会いしましょう。