自分で通変星の裏星を出せますか?
はい、出せますよ!
四柱推命に興味を持つと、多くの人はネットで色々な情報を調べると思います。
また、調べている内に、無料サイトで分かる命式には表示されない裏星(うらぼし)があることを知る人もいると思います。
「裏星があるなら知りたい!」きっと多くの人はそう思うはずです。
そんな人たちの希望に、この記事でお応えます。
裏星と言われている、隠さた通変星を出す方法。
四柱推命の命式にある通変星の数は、三柱で鑑定した場合は5つあります。
厳密に言うと「通変星が2つ・蔵干通変星が3つ」の合計5つです。
しかし本当は、他にも蔵干通変星 (ぞうかんつうへんせい )があります。
その隠された蔵干通偏星を「裏星」と呼んでいます。
隠された蔵干通偏星を裏星と呼ぶのは、私が四柱推命を習った流派の場合です。
なぜ、最初から裏星を出さないんですか
こんな風に説明を受けました↓
- 裏星よりも表の星の方が大切だから
- 表の星を生かしてないと裏星は生かせないから
このように教わり、私も以前そう考えていました。
がっ!しかし!私は「裏星も最初から出したんでいいんじゃないの?」と思うようになりました。
鑑定方法は、流派や個人の考え方でさまざまなので、どれが正解でどれが間違いと簡単に白黒つけられませんが・・・
でも私は思うのです。裏星を生かせようが生かせまいが、「自分の命式を詳しく知りたいと思うのは普通のこと」だと。
だから「もったいぶらないで!」と(笑)。
- 初めから裏星を出さないことが疑問だから
- 私が裏星を知りたかったから
- 自分で調べられると便利だと思うから
では、裏星の出し方を紹介していきます。
裏星を出す方法
裏星を出す方法は、基本的には萬年歴を必要とします。
しかし、ここで紹介する方法は、萬年歴がなくても裏星を出せます。
その方法とは、無料サイトで出した命式をもとに、私が作成した表を使って裏星を出します。
まずは、サイトで命式をチェック!
命式をチェック
- リンク先は、風水デザインにこだわった開運パワーストーンアクセサリー専門店 Magic Wandsさんのサイトです。
紹介したサイトで、下の図のような命式が出せたと思います。
命式を印刷しておくとこの先の作業がしやすいですよ♪
さっそく裏星を調べていきましょう。
日柱の天干 (十干) を確認する
サンプル命式の、赤く囲っている場所が日柱の天干です。
ここを赤で囲っておいてください。後で、ここの日柱天干が必要になります。
地支を (十二支) を確認する
サンプル命式の、青く囲っている場所が地支 (十二支) です。
日柱、月柱、年柱にそれぞれ1つあります。そこを青で囲っておいてください。
命式を出すときに、生まれ時間を入力すると時柱も出ます。その場合は地支が4つ表示されます。
ただし、正確な時間を入力しないと、正しい時柱が出ないので注意が必要です。時差やサマータイムで誤差が生じる方もいますので。
下の記事で、正確な生まれ時間の出し方を紹介しています。興味のある方はご覧ください。
地支 (十二支) に含まれる十干を調べる
ステップ②でチェックした地支 (十二支) には、十干が含まれています。
地支に含まれている十干は、下の蔵干早見表から調べられます。
子に含まれる十干は「壬と癸」、酉に含まれる十干は「庚と辛」というように見ます。
調べた十干を自分の命式の蔵干の欄に書き写します。このような感じになります↓
日柱の天干と蔵干の行の十干で蔵干通変星を調べる
下の通変星表を使い通変星を調べます。
ステップ①で調べた日柱の天干 (十干) の列から、命式の蔵干の行にある十干を探します。
サンプルの命式だと、日柱の天干が「丙」なので、ピンクで囲っている列をベースに見ます。
丙の列から、ステップ③で調べた十干と、最初から命式に記入されていた蔵干の行の十干を探します。
「壬、癸、庚、辛」
表では青で囲っている部分になります。
その場所から表の一番左の通変星の欄を確認して、どの通変星なのかチェックします。
通変星は、「偏財・正財・偏官・正官」となっています。命式に記入するとこんな感じです。
そして、この4つの蔵干通偏星の一部に裏星が含まれています。
表の星と裏星を把握する
ここまで作業を進めると、気付かれる方もいると思いますが・・・。
ステップ④で出した蔵干通変星には、無料サイトで初めから出ていた蔵干通変星があります。
この無料サイトで出ている蔵干通変星が表の星で、無料サイトで出ていなかった蔵干通変星が裏星です。
お疲れさまでした!
以上、無料命式サイトの命式を使い、干支と蔵干表で通変星の裏星を出す方法を紹介いたしました。
四柱推命を基礎から知り、命式を自分で出すなら下の本がおススメです!
お読み頂き、ありがとうございました。次回記事にてお会いしましょう。