天中殺について教えてください。この期間は、嫌なことが起こるんですか?


天中殺は、やみくもに嫌なことが起こるわけじゃないですよ。
天中殺とは「12種類の運氣の流れの1つ」です。
運氣は一連の流れがあるもの。天中殺だけに注目するのはナンセンス。
天中殺の本当の意味を理解するには、他の運氣の意味も知るべきです。
天中殺以外の運氣については、下のリンクからご覧いただけます。
また、運氣の基本は下の記事からご覧いただけます。
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四柱推命の運氣 | 人生プランに活用できる12種類の運氣を知る
続きを見る

そのほかの運氣について知っている前提で、天中殺について紹介していきます。
この記事を読むと分かること
- 天中殺期間のイメージ
- 天中殺期間に起こる出来事
天中殺期間とは?

天中殺期間とは、簡単に表現するとデトックス期間と言えます。
怖いイメージを持っている人も多いですが、実はそうではありません。
嫌なことや悪いことが起こる期間でもなく、運氣が低迷する期間でもありません。
天中殺に嫌なイメージがあったので、それを聞いて安心しました。


それは良かったです。
運氣の流れは、上昇気流のように上へ上へと運ばれていています。

今年より来年、来年より再来年と登り続けるので、天中殺だからといって、今よりも運氣がドンと下がる訳ではありません。
天中殺の本来の働きは、下のとおりです↓
天中殺は総決算となるデトックス
天中殺期間に何が起こるのか?

天中殺期間に起こることは、「今持っていているものを手放すきっかけになる出来事」が起こります。
この出来事だけを見て、「天中殺は怖い」と勘違いされていると思います。
しかし、天中殺の出来事は、神様の意地悪ではありません。「必要だから手放しが起きている」のです。
手放しが必要な理由
手放しが必要な理由は、天中殺期間が終わると、次の新しい12年がスタートするからです。

新しい12年に入ると、今とは違うステージになります。
新しいステージでは、今、自分が持っているモノの中で、必要がないものが出てきます。
それを整理する意味で、手放しが起こるわけです。
また、ちゃんと手放せていると、次のステージにスムーズに移行できます。

この手放しが「デトックス」に似ているので、天中殺はデトックス期間と言われています。
なるほど。スムーズな移行のためのデトックスということか。
でも、もし手放さなかったらどうなりますか?


ちょっとやっかいなことになるかも知れません。
もし、執着してしまって手放さないでいると、「こでれもか!!!」と言うような出来事が起こるかも知れません。
ますます「手放さざるを得ない流れ」がやってくるわけです。
天中殺のイメージが悪いのは、これも理由の1つです。
私は「これでもか!!!」と言う出来事は嫌です・・・。
なにか良い解決策はありますか?


はい。ありますよ♪
次のステージへスムーズに進むコツ
次のステージにスムーズに進むコツは、下の2つがあります。
- 自分から先に手放しておく
- 新しい可能性にオープンでいる
1. 自分から先に手放しておく

自分から先に手放しておくとは、「頂点の時期が終わるまでに手放しておく」ということです。
手放すものとは、「飛躍・絶好調・頂点」で出した「成果や結果」、もしくは「花咲かなかったこと」などです。
これらに執着しないで、手放して身軽になっておきましょう。
人は執着する生き物です。
ほとんどの人は手放すのが嫌で、そのまま天中殺期間に入るから、手放す出来事がやってきます。
でもどうせ手放さないとダメなので、それなら先に自分で手放すほうが、最終的には楽なのです。
また仮に、手放さないまま天中殺に入っても、手放す流れのサインがあったとき、早めに対処すれば傷は浅いです。
逆にサインがあっても抵抗すると、強力な出来事が起こり、余計に痛い思いをします。
2. 新しい可能性にオープンでいる

新しい可能性にオープンでいるとは、自分が思いもよらないところに、新しい道があると意識することです。
天中殺期間は、新しい12年への準備期間なので、次の12年で必要なものが目の前に表れます。
また、自分の内側から、新しいアイディアや興味なども出てくるので、それらをキャッチしておくことも大切です。
なるほど。
天中殺期間の本当の意味がだんだん分かってきました。


それは良かったです。
実は天中殺は、生かし方によったら良い面もあるんですよ!
天中殺期間の生かし方
天中殺は、手放すだけの期間ではありません。
やってみたいことがある人は、実験期間として使うことも出きます。
天中殺期間が実験期間??

なぜ天中殺期間が実験期間なのかというと、この期間は結果の白黒がはっきりしやすいからです。
例えば、天中殺期間に自分の内側から「コレやりたい!」と言う気持ちが湧いてきたとします。
その場合、「ちょっと試しにやって結果を見てみよう!」という実験的な感覚で天中殺期間を利用するものアリです。
しかし、実験するなら必ずして欲しいことがあります。
それは、結果を冷静に見ることです。
なぜなら、やったこと全てが上手く行く訳ではないからです。
次の新しい12年で必要なことは上手くいきますが、必要ないものは上手く行きません。
天中殺期間は、その結果の白黒が分かりやすいのです。
また、こんな見かたもできます↓
天中殺期間にやって上手く行かないことは、天中殺が明けてやっても、上手く行く可能性が低かもしれない・・・。
このような天中殺を利用する方法は、実験的要素が高いです。リスクが嫌いな人はやめておいてくださいね。
天中殺期間にするとダメなことがある?

天中殺期間に、するとダメだと言われていることは、下のとおりです。
- 結婚
- 引越し
- 転職
- 起業
- 海外旅行
しかし、本当にそうなのでしょうか?
天中殺期間の新しいチャレンジはダメという意見が定着していますが、実は大丈夫な場合もあります。
実際、私が鑑定した人で天中殺期間に引越した人がいました。

当時その人は、天中殺だったのでしぶしぶだったそうですが、「今思うと、逆に引っ越して良かったと」言っていました。
きっとその人は、引っ越すことで何かを手放したのでしょう。
人生で起こる物事は、タイミングです。
結婚・引越し・転職など、今まさにタイミングが来ているのに「天中殺だから3年待ってからにしよう」と思えますか?
それってなんだか不自然ですよね。
上で紹介した人の経験から分かるように、天中殺だからやっちゃダメという単純なことではありません。
私はこう思います↓
その流れがやって来ているなら、それが運氣の流れである。
もちろん、「なりより慎重が一番!」という人は、3年待つのもいいでしょうが・・・。
最終的には、自分の判断で決めるしかありません。
占いはあくまでサポートてきな役割です。占いに人生を左右させないで、こういった情報を「上手く利用して欲しい」と、私は思っています。
この記事でお伝えしたこと
- 天中殺期間とは?
- 天中殺期間に何が起こるのか?
- 天中殺期間は実験期間??
- 天中殺期間にするとダメなことがある?
以上、4点についてお伝えしました。
天中殺が実験期間?というような情報もお伝えしましたが、天中殺期間で一番大切なのは手放しです。
手放してスペースが空くことで、挑戦をする余裕も生まれます。
あまり先走らず、この期間は特に目の前のことに集中しましょう。
補足情報!
天中殺期間は「忍耐・陰徳・修行の時期」と3年ありますが、それぞれの細かい特徴は特にありません。
どの時期も、出て行くものと入って来るものが多くあり、総入替えの時期なので、色々なことが起こる忙しい時期です。
お読みい頂き、ありがとうございました。
次回記事にてお会いしましょう♪