命式を自分で出したいのですが・・
萬年歴があれば出せますよ!
四柱推命の命式は、4柱の干支を出し、その干支の組み合わせから通変星や十二運星などの星を出します。
つまり、干支を出さないと他の星を出せません。
この記事では、萬年歴で干支を出す方法を重点的に解説しています。
- 命式サイトを使った干支の出し方
- 萬年歴を使った干支の出し方
- 干支を出すときの注意点
四柱推命を基礎から知り、命式を自分で出すなら下の本がおススメです!
四柱推命の命式の干支の出し方
四柱推命の命式の干支の出し方は、2つの方法があります。
- 命式サイトを使って出す
- 萬年歴を使って出す
命式サイトを利用すると、とても簡単に干支を調べることができます。
萬年歴を使う場合は、ひとつひとつ地味な作業をこなすので、時間と手間がかかります。しかし、本格的に四柱推命を学ぶなら避けては通れない道です。
では、それぞれを紹介していきます。
命式サイトで干支を出す方法
命式サイトで干支を出すには、下ののサイトがおススメです。
命式をチェック
- リンク先は、風水デザインにこだわった開運パワーストーンアクセサリー専門店 Magic Wandsさんのサイトです。
紹介したサイトで出した命式の、黄色で囲ったところが干支です。
このように、無料サイトで調べると、干支だけではなく通偏星や十二運星なども同時に分かります。
Magic Wandsさんのサイトでは、かなり詳しい情報が得られます。
無料サイトを使った命式の詳しい調べ方は、下の記事で紹介しています。
萬年歴で干支を出す方法
萬年歴で干支を出す方法は、まず最初に四柱推命の命式の構造を知っておくことが大切です。
干支の出し方に入る前に、命式の「基本的な構造」を簡単に紹介しておきます。
四柱推命の命式は、下の図のように、時柱(じちゅう)・日柱(にっちゅう)・月柱(げっちゅう)・年柱(ねんちゅう)の「4つの柱」に分かれています。
このように、4つの柱を出して推命することから、四柱推命と呼ばれています。
しかし近ごろは、「日柱・月柱・年柱」の3柱で鑑定する人も多くなってきています。
私は「せっかく占うなら時柱も知りたい」と思う人間なので、時柱も含む4柱の出し方を紹介していきます。
動機が軽いですね・・・(笑)
でも本当は、もっとまじめな理由もあるんですよ(*’▽’)
四柱推命の命式の干支の出し方は、上で紹介したように、2つの方法があります。
どちらの方法でも、時柱の干支を出すときは、生まれ時間も必要です。
生まれ時間は、母子手帳などに記載されていますが、厳密な命式を調べるには「時間に調整を加える必要」があります。
生まれ時間の調整方法は、下の記事に詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
正確な生まれ時間が分かったら、時柱の干支も調べることができます。
ここから具体的な方法を解説していきます。
一緒に一歩ずつ進んで行こう!
では、「2021年2月1日 午前10時生まれの人」の命式を調べていきます。
【生年月日】2021年2月1日
【生まれ時間】AM10時
萬年歴で日柱の干支を調べる
萬年歴で日柱の干支を調べるには、まず 2021年 のページを見ます。
字が小さく見にくいので、拡大します↓
上の写真の一番右側に「1・2・3・4・5」と数字がふられていますが、その数字が日付です。
1の数字の左隣の「オレンジ枠」が、日柱の干支です。庚辰(かのえたつ)となっています。
ここで注意点があります!
生まれ時間が23時~23時59分の場合、干支が翌日のものになります!
その理由は、以下のとおりです。
四柱推命は1200年代ごろからある古い占いです。そのため、基本的には旧暦を使って命式を出します。
よって、23時~23時59分は翌日の扱いとします。
しかし、23時~23時59分生まれの人を翌日扱いするか否かは、流派によって解釈が異なるようです。
私が旧暦で命式を出すのは、四柱推命は旧暦の時代に生まれた占いなので、「23時以降は、翌日にする方が自然」と思うのが理由です。
こういった理由で、2月1日生まれでも23時以降に生まれた人は、下の画像の通り2月2日の干支「辛巳(かのとみ)」となります。
でも!!!
いま調べている命式は、10時生まれなので、日柱の干支は庚辰です。
調べた干支を日柱の欄に記入します
干 支 | 時 柱 | 日 中 | 月 柱 | 年 柱 |
---|---|---|---|---|
天 干 | 庚 | |||
地 支 | 辰 |
ここで補足ですが、干支とは、天干と地支を合わせたものを意味しています。
- 天干が「庚」
- 地支が「辰」
萬年歴で時柱の干支を調べる
日柱の次は、時柱の干支を調べます。
萬年歴で時柱の干支を調べるには、まず先ほど出した日柱の天干を確認します。
日柱の天干は、日干(にっかん)とも言われます。下の表のオレンジ色のところです。
干 支 | 時 柱 | 日 中 | 月 柱 | 年 柱 |
---|---|---|---|---|
天 干 | 庚 | |||
地 支 | 辰 |
下の写真の萬年歴で確認すると、オレンジの枠で囲っているところです。庚となってます。
次に「時干支表」という表を使用します。萬年歴の12ページ目あたりに掲載されています。
ここでは分かりやすいように、下の図の時干支表を使います。
日干が「庚」なので、上の時干支表の「乙・庚」の欄を見ます。ピンク枠の縦ラインです。
次に、時干支表の「生まれ時間の列」を確認します。
生まれ時間は10時なので「9時~10時59分」の欄になります。ピンク枠の横ラインです。
そうすると上の図のように、クロスして重なった所が時柱の干支となります。辛巳(かのとみ)となっています。
調べた干支を時柱の欄に記入します
干 支 | 時 柱 | 日 中 | 月 柱 | 年 柱 |
---|---|---|---|---|
天 干 | 辛 | 庚 | ||
地 支 | 巳 | 辰 |
ここまでで、時柱と日柱の干支を出すことができました。
次は月柱の干支を出します。
萬年歴で月柱の干支を調べる
萬年歴で月柱の干支を調べるには、萬年歴の「月の欄」を見ると確認できます。
例えば、下の萬年歴の写真で「2月」と表示されている下に「庚寅」と記載されています。それが、月の干支です。
ここで注意点!
四柱推命は旧暦で命式を出すので、2月1日であっても2月と扱いません。2月1日は、1月の扱いになります。
2月扱いになるのは、2月の「節入り日以降」となります。
節入り日は萬年歴を見ると分かります。
下の画像のように、黒の横線が入っている日が節入り日なので、2月3日から2月に切り替わります。
つまり、いま調べている命式は、2月1日なので「1月の扱い」となります。
なので、1月の干支を確認しなければいけません。
1月の干支は、前ページの1月の欄を見ると記載されています。
1月の干支は、己丑(つちのとうし)となっています。
調べた干支を月柱の欄に記入します
干 支 | 時 柱 | 日 中 | 月 柱 | 年 柱 |
---|---|---|---|---|
天 干 | 辛 | 庚 | 己 | |
地 支 | 巳 | 辰 | 丑 |
さて次は、年柱の干支の調べ方です。
萬年歴で年柱の干支を調べる
萬年歴で年柱の干支を調べるには、萬年歴の「年の行」を見ると確認できます。
場所は、萬年歴の右ページの上方に記載されています。
またまた注意点!
旧暦では年が明けるのは2月の節入り日からなので、2月1日は年は明けていますが、旧暦では前年となります。
つまり、2021年2月1日は、2021年ではなく2020年の扱いとします。
ということで、2021年2月1日の年柱の干支は、萬年歴の2020年のページを見ます。
下の画像のオレンジ枠が、2020年の命式の年柱干支です。
干支は、庚子(かのえね)となっています。
調べた干支を年柱の欄に記入します
干 支 | 時 柱 | 日 中 | 月 柱 | 年 柱 |
---|---|---|---|---|
天 干 | 辛 | 庚 | 己 | 庚 |
地 支 | 巳 | 辰 | 丑 | 子 |
これでようやっと、時柱・日柱・月柱・年柱の干支を調べることができました。
お疲れさまでした!
萬年歴で命式を出すさいは、旧暦を使うので少しややこしいですね。でも慣れてしまえば、さくさく作業できるようになると思います。
命式の干支が出せたら、この干支をもとに通変星や十二運星を出すことができます。
十二運星の出し方は、下の記事からご覧いただけます。
以上、この記事では、萬年歴で干支を出す方法をメインに紹介いたしました。
- 無料サイトを使った干支の出し方
- 萬年歴を使った干支の出し方
- 干支を出すときの注意点
お読み頂き、ありがとうございました。次回記事にてお会いしましょう。