十二運星って縁起が悪い漢字ばかりで、なんだか怖いですね。


確かにそうですね・・・。
十二運星の漢字は「病・墓・死」など、縁起が悪いイメージの漢字がいくつか使われています。
そのため「怖い」と感じている人が多いのでは?
でも、ご安心を。
十二運星は、漢字から想像する悪いイメージとは関係ありません。
「病・墓」などの漢字を使っている理由
十二運星は「人が生まれてから亡くなり魂に戻る過程」を12段階で表しているから。
では、命式に「死」があっても大丈夫なんでしょうか?


大丈夫ですよ。
「死」という星が命式にあっても、悪い意味は示していません。
「死があるから縁起が悪い・早死にする」という意味ではないです。
「病」や「墓」などにも同じことが言えます。

無駄にネガティブにならないでくださいね♪
この記事では、十二運星が示す本当の意味を紹介していきます。
この記事を読むと分かること
十二運星が象徴するもの、個性、感性など。
十二運星とは?
十二運星とは、人の無意識下にある「感覚や感性」を表しています。

「どの星がどのような感覚や感性なのか?」
これについては、十二運星の持っている星のストーリーから知ることができます。
十二運星が表す「人生の段階」
十二運星が表す「人生の段階」は、下の表のとおりです。
星の種類 | 人生の段階 |
胎 (たい) |
胎児の星 |
養 (よう) |
赤ちゃんの星 |
長生 (ちょうせい) |
幼児期の星 |
沐浴 (もくよく) |
思春期の星 |
冠帯 (かんたい) |
青年期の星 - 女王様 - |
建禄 (けんろく) |
成人期の星 - 王子様 - |
帝旺 (ていおう) |
壮年期の星 - 王様 - |
衰 (すい) |
老年期の星 - 長老 - |
病 (びょう) |
病人の星 |
死 (し) |
死者の星 |
墓 (ぼ) |
お墓の中の星 |
絶 (ぜつ) |
あの世の魂の星 |
この、人の一生の流れを十二運星は表しています。
同じ人間でも、「考えること・行動・感じること」が違いますよね?
その違いは、持っている十二運星によって変わる部分があります。
例えば「沐浴」は、思春期を象徴している星です。
なので「沐浴」を持っている人は、思春期に持つような感性のタイプと言えます。
自分の十二運星を調べるには下のボタンをクリック!
*リンク先は、風水デザインにこだわった開運パワーストーンアクセサリー専門店 Magic Wandsさんのサイトです。
下の命式の青く囲っている場所が十二運星です。
青く囲っている場所が十二運星

時柱の欄を出すには、生まれ時間の入力が必要ですが注意点があります。
正確な生まれ時間の出し方は、下の記事をご覧ください。
-
-
四柱推命の「時柱の出し方」と気を付けること

それぞれの十二運星について詳しく見ていきましょう♪
十二運星から分かることは?
十二運星から分かることは、その星が象徴するものです。
また、その星を持った人の「悩みの傾向・個性・生かし方」なども分かります。
それぞれの十二運星の特徴を紹介していきます。
① 胎(たい)お腹の中の赤ちゃんの星
胎はお腹の中の赤ちゃんの星です。

胎が象徴するのもは?
お腹の中ですくすくと育っている赤ちゃんは、どんなことを感じているのでしょうか?
もしかしたら・・・
「いつ生まれようか?」「生まれたら何しよう?」「あれもこれも楽しそう!」・・・。
こんなふうに、希望に胸を躍らせながら、誕生する日を楽しみにしているはず。
胎が象徴するもの
お腹の中の赤ちゃんの好奇心を象徴しています。
胎の強みと悩みの傾向
好奇心旺盛な胎は、少しでも気になるものを見つけると、ウキウキしながら色々チャレンジします。
でも、だからこそ持つ悩みもあります。
胎が持つ悩みの傾向
好奇心に身を任せて行動しても、継続できなかったり、なかなか実を結ばないことに不甲斐なさを抱えやすい。
でも、好奇心を満たしたい星なので、結果にこだわり過ぎないことが大切。
いろいろ挑戦したその先にこそ、見えてくるものがある星です。

② 養(よう)赤ちゃんの星
養は生まれたての赤ちゃんの星です。

養が象徴するのもは?
産まれたての赤ちゃんは、ただそこにいるだけで、人の心を愛で満たす存在。
無防備な赤ちゃんのつぶらな瞳でじっと見られたら、母性本能を感じたり、少しくすぐったくい気持ちになったりしませんか?
養が象徴するもの
産まれたての赤ちゃんの純粋無垢さを象徴しています。
養の強みと悩みの傾向
養を持っている人は、素直な人柄から人に可愛がられることが多いです。
でも、まやかしの愛を与えられ、見返りを求められることも。
そのため、人を信じられず素直に愛情を受け取れない人もいます。
本来、愛に条件はありません。
見返りを求める人とは、距離を置いても良いです。
また、必要なのは「受け取るものは自分で選ぶ勇気」と「それを素直に受け取る勇気」です。
そして、「受け取ったものを他の誰かへ循環すること」です。
養が持つ悩みの傾向
人からの提案や要望が、たとえ嫌でもNoとなかなか言えないこと
養の人は、押しに弱い面があります。
しかし内面では「Yes・No」「好き・嫌い」がはっきりとあるはず。
自分の意志を、はっきり伝える練習しましょう。

③ 長生(ちょうせい)幼児期の星
長生は、幼児期の星です。

長生が象徴するものは?
幼児期は、成長するにつれ親の希望である「こうあって欲しい」などの期待をかけらだすころ。
でも、まだまだ無邪気な年ごろです。
期待はされるけど、まだまだちゃんとは出来ません。
失敗という経験を積みながら、成長していく時期です。
長生が象徴するもの
親・親族・目上の人からの「期待」を象徴しています。
長生の強みと悩みの傾向
長生を持っている人は、長男長女でなくても家を継ぐ方が多いです。
また「伝統的なものを受け継ぐ立場」になることもあり、跡継ぎの星とも言われています。
長生が持つ悩みの傾向
親以外に職場などでも「期待に応えて信頼を裏切ってはいけない」と、プレッシャーを感じやすい。
しかし、長生を持っていても、なんでも人の期待通りにできる訳ではありません。
家も必ず継がなければならない訳でもありません。
また、自分のキャパを超えることは、誰かに助けを頼んでもOKです。
大切なのは「自分が何を受け継ぎ、何を後世に繋げて行くのか?」ということです。
そして、それは自分の意思で選んで良いのです。

④ 沐浴(もくよく)思春期の星
沐浴は、思春期の星です。

沐浴が象徴するのもは?
多感な思春期に入り、親や自分を取り巻く「社会に対しての反抗心」も強くなる頃です。
また、現実的な考えを優先するより、自分の理想の世界へ憧れを募らせます。
将来への夢が広がっていくのもこの時期です。
沐浴が象徴するもの
自分を縛る世界からの開放や、自由や夢を求めることを象徴しています。
沐浴の強みと悩みの傾向
沐浴を持っている人は、型にハマることを嫌がります。
また、夢見ることが「行動の源」となります。
沐浴が持つ悩みの傾向
自由を愛する気質で「不自由さ」を感じやすい。また、素直にルールを受け入れられない苦しみも。
誰もが型にハマってしまうと、この世界は退屈で窮屈になります。
沐浴の人の自由さは、多くの人が抱えている「抑圧の突破口」となります。
ぜひ、自分らしさを抑圧せず、素直に表現して欲しいと思います。

⑤ 冠帯(かんたい)女王様の星(青年期)
冠帯は、女王様の星です。

冠帯が象徴するのもは?
多感な思春期を経験し、大人への階段を一歩一歩進んでいる時期です。
持ち物なども、子供っぽいものから卒業し、少し背伸びした「ワンランク上のもの」を求めるようになります。
その背景には「自分とは?」を模索して「より良い自分になりたい」という望みがあります。
冠帯が象徴するもの
価値のあるものへの賞賛と憧れを象徴しています。
冠帯の強みと悩みの傾向
冠帯の星の人は「大衆に埋没しない華やかさ」「優雅さ」「気高さ」などの雰囲気をまとっています。
冠帯が持つ悩みの傾向
人より目立つことに抵抗を持つ。また逆に、憧れの的になることを求めすぎることも。
華やかさ優雅さを好み、気高さも持っている冠帯。
女王のような気質の冠帯の人に必要なのは「本物の女王とは?」を自分に問うことです。
あなたは自分の国の女王が、どんな女王だと嬉しいですか?

⑥ 建禄(けんろく)王子様の星(成人期)
建禄は、王子様の星です。

建禄が象徴するのもは?
誰かの許可がなくとも、自らの判断のみで動くことが可能になる時期です。
ですがまだ、この時期は「自分より経験豊富なサポートする人」も側にいます。
例えば「両親や会社の上司など」、いざという時に守ってくれる人たちです。
この時期だからこそ「結果を恐れずに突き進むこと」が可能です。
建禄が象徴するもの
純粋な信念を貫くことを象徴しています。
建禄の強みと悩みの傾向
建禄の星の人は、自分が信じることに対して、純粋に進んでいく力があります。
建禄が持つ悩みの傾向
前に進む意欲と力はあるが、周囲に与える影響を心配して前へ進めないことも。
しっかりした目的を持った行動なら、周囲を信頼し、前へ突き進む勇気を持ってみましょう。

⑦ 帝旺(ていおう)王様の星(壮年期)
帝旺は、王様の星です。

帝旺が象徴するのもは?
数々の経験をつみ、自信が生まれます。
思慮深さや実行力も伴い、十分な実力のある時期です。
この時期は、自分の責任は自分で取ることができ、また周囲へのサポート力も備わっています。
帝旺が象徴するもの
洞察力と統率力を象徴しています。
帝旺の強みと悩みの傾向
帝旺の星の人は、多くの人をまとめて、一つの方向へ導く力があります。
帝旺が持つ悩みの傾向
力を持て余したり使いこなせず、不完全燃焼でストレスを溜めてしまう。
上手く自分のパワーを生かせず「自分なんてダメだ」と卑下していては、誰もついて来てくれません。
かといって、力ずくで人を動かそうとすると「暴君」となります。
この力加減は、様々な経験の中から身につけていくものです。
経験を糧とする意識を持ちましょう。

⑧ 衰(すい)長老の星(老年期)
衰は、長老の星です。

衰が象徴するのもは?
全盛期と比べ、体力的な衰えを感じ、第一線を退き若い世代に託していく頃です。
体を酷使しての勝負より「智恵をどう活かしていくのか?」が重要になってくる時期です。
衰が象徴するもの
経験と知恵を象徴しています。
衰の強みと悩みの傾向
衰の星の人は、経験と知恵を生かすことが得意です。
衰が持つ悩みの傾向
若くから人より多くの経験するので、「どうして自分ばかりこんな経験をするのだろう?」と悩みやすい。
数々の経験は、その経験から知恵を授かるためのものです。
経験を肥やしとする「貪欲さ」を大切にしましょう。
また、生き字引のようなあなたの知恵を、自分だけでなく人のために使うことが役割でもあります。

⑨ 病(びょう)肉体が弱った状態の星
病は、肉体が弱った状態の星です。

病が象徴するのもは?
加齢と共に、身体の不調がでてくる頃です。
しかし、思うように身体が動かなくなる半面、これまで意識すら向けなかったことを感じるようになります。
想像力が増し、感受性豊かになる時期です。
病が象徴するもの
感受性、芸術、表現を象徴しています。
病の強みと悩みの傾向
この星をお持ちの方は、自分の感性を表現することが得意です。
病が持つ悩みの傾向
感受性を外へ向かって表現しないと、モヤモヤしやすい。
一長一短に表現できないかも知れませんが、その感覚を自分の中に閉じないでください。
自分なりの、外に向かって表現する方法を探し、表現していくことで精神的充足感が得られます。

⑩ 死(し)死を迎えた状態の星
死は、死を迎えた状態の星です。

死が象徴するのもは?
魂の器である肉体の機能が停止し、魂と肉体が分離された状態です。
肉体はこの世にあり、魂は目に見えない世界へ移行している段階です。
この世とあの世、両方の世界に存在している状態です。
死が象徴するもの
第六感、直観力、ひらめきを象徴しています。
死の強みと悩みの傾向
死の星を持っている人は、直観力を生かすことが得意です。
死が持つ悩みの傾向
感覚が鋭く、感じたくないものまで感じてしまう。
その鋭い感覚を閉じ、直観力を使わない人もいます。
本来死の星は、「表と裏」両方の世界から物事を射抜く星です。
千里眼とも言える「第六感的感覚」を大切にして欲しいです。

⑪ 墓(ぼ)供養されあの世へ旅立つ前の星
墓は、供養されあの世へ旅立つ前の状態の星です。

墓が象徴するのもは?
肉体が埋葬され、供養された魂は、この世とあの世の中間の世界から、あの世へと旅立とうとしています。
あの世に着くまでは、たった一人で自分を見つめながらの旅路です。
墓が象徴するもの
探求心、マニアックを象徴しています。
墓の強みと悩みの傾向
この星をお持ちの方は、コツコツ探求することを得意としています。
墓が持つ悩みの傾向
マニアック過ぎて孤立しやすい。
探求心が執着に替わり、自分を幸せにしない方向に埋もれやすい。
純粋な「好き」のエネルギーを大切に、マニアックな自分のまま堂々とオープンでいてください。
マニアックな人の活躍で、発展していることが数多くあるのですから。

⑫ 絶(ぜつ)あの世の魂の星
絶は、あの世の魂の星です。

絶が象徴するのもは?
亡くなってからの旅路を終え、無事あの世へ着いた魂の状態です。
もう今は、人間としての活動である「食事や睡眠など」をする必要はありません。
その活動のかけがえのなさに気づき、人として生きていた日々を懐かしんでいることでしょう。
絶が象徴するもの
生きる尊さを象徴しています。
絶の強みと悩みの傾向
絶の星の人は、小さな変化や雰囲気を敏感に感じる力を持っています。
絶が持つ悩みの傾向
多感過ぎることで、肉体的にも精神的にも疲れてしまいやすい。
自分が人よりも繊細で多感であることを知りましょう。
その繊細さを「どの方向に向けると満たされるのか?」ということを意識するとGood。
また「絶の感覚」で見た世界感を周囲に伝えてみましょう。
その感覚に触れた人たちは、見過ごしている「大切なもの」を思い出すきっかけとなるはず。

以上、12種類ある「十二運星の星の特徴」をお伝えしました。

十二運星から、あなたの持っている「個性や感性の一面」を発見できたでしょうか?
十二運星について、もっと詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください。
-
-
四柱推命 | 十二運星の裏星の潜在能力を引き出す方法
萬年歴で命式の十二運星を出す方法は、下の記事からご覧いただけます。
-
-
四柱推命の「十二運星の出し方」を詳しく解説
お読みいただき、ありがとうございました。
次回記事にてお会いしましょう。